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付加価値2018.01.16
今日は少し寒さも一段落です。インフルエンザ猛威を奮っているようですね
皆さん体調管理には十分お気お付け下さい。火曜日担当の西脇です。
今回は付加価値について少し考えてみました、単純に物の付加価値とは何かこれを
数値化して表すのは非常に難しいですね、鑑定団に出てくるお宝など芸術品、美術品
絵画、陶芸品などは作者が誰かによって値段が大幅に変わってくる、これはあくまでも
観賞用の作品に付いた値段の為、個々の評価は人それぞれ全然違う値段がつくのだが
最終的にはオークションなどで値段がつりあがり、時にはとんでもない金額でその物
の価値がきまる。その物が欲しい人にとっては一億円、でもいらない人にとっては一円
でも出したくない気持ちになる、考えてみれば物の原価は材料代+工賃+経費+利益+他で
ほぼ決定されておりそれにプラスα付けても購入したいと思う金額が付加価値、付加の
金額となる様である。ここで自分の商売となる住宅に置き換えてみるとこの付加価値的
要素はどこになるのだろう?今業界を牽引している性能値なのか?これは原価に反映
されるので付加と捉えられる物はサービスしか残らない様な気がするが、一部有名な
建築家設計者が設計した建物には付加価値がつけられている。残念な事に匠の技を
持った大工さんが施工したとしてもそれに対しての評価は適正ではなく
付加も非常に少ない価値しかない現実が現在の日本の職人さん不足、職人さんが育たない
などの問題に関連していると思われます。若い設計士にも同じ事がいえ、無名設計士
の作品がどんなに素晴らしくても驚くような値段がつくこともなく、新しい目が出にくい
社会構造が日本の素晴らし伝統建築の足枷になっている様に思われます。
行政の考え方を見直しして貰いたいと切に願がっております。